地球とともにある私たちの未来のために
持続可能な未来を創造することは、MCMの最優先課題です。私たちはイノベーション、スマートデザイン、未来思考をもって、地球に必要な気候目標達成に向けて意欲的な方針を打ち立てました。その目標は、科学的根拠に基づく目標イニシアチブ(SBTi)の指針に従い、気候科学を根拠としています。
MCMは、気候変動対策と迅速な温室効果ガス排出削減に取り組んでいます。事業変革のために掲げた目標は、世界的な脱酸素化をリードする「科学的根拠に基づく目標イニシアチブ(SBTi)」から妥当性の確認を受けています。MCMが定めた目標が、最新の気候科学に基づき、パリ協定で定められた「気温上昇を1.5℃以内に抑える」という目標達成に貢献するものであるとSBTiが保証したことは、MCMが目指すよりよい未来への途上における重要なマイルストーンとなります。
SBTiによる妥当性確認を受けて、MCMでは以下の取り組みを推進しています。
- 2030年までにスコープ1および2の温室効果ガス(GHG)の絶対排出量を42%削減します(2021年を基準年として)。
- 再生可能エネルギーの年間調達割合を2021年の19%から2030年までに100%に増やします。
- 2030年までにスコープ3の温室効果ガス排出量を25%削減します(2021年を基準年として)。
MCMは、SBTiの確認を受けたすべての目標を上回る取り組みを積極的に進め、変化を加速し、環境に与える影響を低減し、透明性を高め、ベストプラクティスを率先して実践していきます。
スコープ1および2の排出量は、当社の店舗やオフィスにおける事業に起因する排出量です。可能な限り、エネルギー消費量を削減し、再生可能電力に切り替えます。
スコープ3の排出量は、輸送、資材、調達などに関連しており、既存のビジネス慣行に根本的な変更を加える必要があるため、より実現が困難です。
工程と計画を最適化することで、航空輸送を削減します。 排出量の少ない原材料を優先的に使用するように製品ポートフォリオを再設計することで、未加工素材からの脱却を図り、それを補う革新的な新素材を導入します。
科学的根拠に基づく目標イニシアチブ(SBTi)は、企業が最新の気候科学に沿って意欲的な温室効果ガス排出削減目標を設定できるようにすることを目的としたグローバル機関です。2030年までに世界の温室効果ガス排出量を半減させ、2050年までに排出量正味ゼロを達成することを目指して、企業の取り組みを加速させることに焦点を当てています。
CDP、国連グローバル・コンパクト、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)の連携によるこのイニシアチブは、We Mean Business連合の取り組みの一つです。SBTiは、科学的根拠に基づく目標設定のベストプラクティスを定義および推進し、その導入の障壁を減らすためのリソースとガイダンスを提供し、独立した機関として企業の目標を評価・認定します。
バタフライを獲得
MCMは、ポジティブラグジュアリーからバタフライマークを授与されました。これは、MCMの環境保護活動のマイルストーンとなります。世界有数のサステナビリティ プラットフォームとして評価されているポジティブラグジュアリーは、ラグジュアリーブランド企業による新たな気候経済に対応するための積極的な取り組みを促しています。世界的に権威のあるバタフライマークは、当ブランドがバリューチェーン全体において持続可能性の最高基準に沿って事業を展開していることを、目に見える独自の形で証明するものです。
環境負荷の低減
MCMでは毎年、全世界の直営事業の環境フットプリントを測定し、監視しています。廃棄物の削減、循環型ビジネスへの投資、アップサイクル、リサイクルを進めながら、水や紙の消費を減らし、温室効果ガスの排出量を削減することに重点を置いています。
- 遅くとも2050年までにネットゼロを達成します
- 2024年までにすべての店舗を100%再生可能エネルギーでまかなえるようにします
- 2030年までにティア1サプライヤーのエネルギー供給の80%を再生可能エネルギーでまかなえるようにします
持続可能な供給
MCM規格は、トレーサビリティ、社会的コンプライアンス、環境保護、動物福祉、化学物質の使用に関して、MCMのベストプラクティスの基準となるものです。MCMはスタイリッシュであると同時にサステナブルな製品づくりを目指しています。
- MCMでは2018年から毛皮や特殊素材を一切使用していません
- MCMが使用しているレザーはすべて、LWG認証を受けた製革業者から購入しています。そのうち、少なくとも50%の業者が現時点でゴールドまたはシルバーランクを取得しており、その割合を2030年までに100%とすることを目指しています。.
- 2024年までにサプライチェーンの透明性を70%、2030年までに100%とすることを目指しています
パッケージ材料
MCMではパッケージデザインの正式な評価を行い、以下のことを確認しました。
- パッケージの74%はプラスチックフリーです
- パッケージの50%はリサイクル可能な材料または生分解性材料で作られています
- 10年後までには、パッケージ材料の使用をさらに50%削減する予定です
社会的価値
MCMは、従業員と社会に対する責任を果たすことを、常に価値観の中心に据えています。採用や昇進などの就業に関する意思決定では、個人の技能と同時に多様性を重視し、国籍、文化、年齢、性自認、人種、信仰、性的指向、障がい、家族構成などに関する偏見を排除しています。MCM社員の男女比は、全体では男性35%、女性65%、リーダー職では半々となっています。
変化とアクションの新たな10年
未来の創造
誰もが無策でいることは許されず、私たちの世代が直面する深刻で広範な課題に取り組むことが重要です。 そうすることで、MCMはラグジュアリーファッション業界を変革し、ビジネスを再構築し、将来にわたって持続可能で公正な社会を追求していきます。
2024
MCMは、より責任ある皮革製造を支援するため、レザーワーキンググループ(LWG)に加盟しました。
2023
MCM、2023年サステナビリティレポートを発表:今すぐ読む
SBTiが科学的根拠に基づく目標(SBT)の妥当性を確認
MCM GHGレポート
会社のボランティア活動
2022
科学的根拠に基づく目標(SBT)の提起
MCM GHGレポート
RUNプロジェクト:余った素材を利用した社内アップサイクリングプロジェクト
会社のボランティア活動
ポジティブラグジュアリーのバタフライマーク認証
2021
クライメイトニュートラル企業認証
MCM GHGレポート
アーティストのAKA BOKUとのUpcyclingコレクション
ポジティブラグジュアリー評価開始
会社のボランティア活動
メタルフリーTufoレザーをレザー製品に導入
テンセルをコレクションに導入
GHG算定およびSouthpole Carbon社とのパートナーシップ開始
再生シルクをコレクションに導入
RUNプロジェクト:余った素材を利用した社内アップサイクリングプロジェクト
Econylをコレクションに導入
2020
クライメイトニュートラル企業認証
第1回温室効果ガス(GHG)レポート
サプライチェーンと物流の審査
初のアップサイクルコレクション
サステナブルなスニーカー 発売開始
会社のボランティア活動
Techstyleとのパートナシップ締結
従業員エンゲージメントおよび研修スタート
国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)への取り組み
2019
初のサステナブルなアンダーウェアコレクション