1976年創業、ドイツ生まれのラグジュアリーブランド。
活気あふれるディスコ音楽とともに、世界を自由に飛び回るジェットセッターが台頭したきらびやかなミュンヘンの黄金時代。そんな時代背景の下で生まれたModern Creation München(モダン・クリエイション・ミュンヘン)は、誕生から45年以上にわたり、不朽のラグジュアリーアイコンとして愛されてきました。
現在はベルリンにグローバル・クリエイティブハブを置き、豊かな伝統を受け継ぎながら、国際性と多様な文化を体現するブランドとなったMCM。著名人や気鋭の若手クリエイター、アスリートやミュージシャンなど、多くの文化人に愛されるMCMは、最先端のイノベーションと匠のクラフツマンシップによって人々をインスパイアするラグジュアリーブランドとして、時代をリードし続けています。
MCMは現在オンラインストアのほか、ミュンヘン、ベルリン、チューリッヒ、ロンドン、パリ、ニューヨーク、ロサンゼルス、香港、上海、北京、ソウル、東京そして中東圏を含む世界各地で合計650件以上に昇るオフィシャルストアを展開しています。
Modern Creation München
機能的+ハンズフリー
MCMは究極のラグジュアリー製品・体験を提供するため、先端技術を駆使。機能性に優れ、両手を自由にする“ハンズフリー”スタイルに着目したデザインで、より贅沢な時間と自由をお届けします。
サステナビリティ+イノベーション
MCMでは現代的な職人技術と環境に配慮したデザイン、そしてサステナブルな素材を積極的に取り入れることで、二酸化炭素排出量を削減し、心身の健康づくりを応援しています。
コラボレーション+カスタマイズ
創設当初から、音楽やアート、デザインの世界とのつながりを育んできたMCM。MCMでは創造性に美学を見いだし、カスタマイズでお客様の参加を促し、コラボレーションを通して新たなチャレンジを続けています。
MCMの誕生
ミュンヘンで誕生したMCM。世界が最初に目にしたのは、(かつて生きたワニが入っていた)ガラスの水槽の中に展示された合計20点の作品でした。コレクションに描かれていたのは、ローレルリーフをリボンで結んだ手描きのMCMロゴ。これはバイエルン王ルートヴィヒ1世と、彼の新古典主義への情熱を表現したものでした。そして、このロゴにバイエルン旗に見られるひし形をヒントにした、ダイヤモンドのシルエットを組み合わせて生まれたのが、MCMの代名詞となっているコニャックカラーとブラックのヴィセトス・モチーフです。当時このモチーフは、最も世に知られるパターンの一つとなりました。
MCMロゴ
MCMを代表するアイコニックなロゴは、「Modern Creation München」の頭文字と、勝利・名誉・勇気のシンボルであるローレルリーフ(月桂樹の葉)を組み合わせたもの。
ヴィセトス
MCMの代名詞となっているモチーフ、ヴィセトス。最も代表的な“コニャック・ヴィセトス”は、コニャックブラウンのベースカラーに、ブラックのモチーフがプリントされています。
ブラスプレート
MCMの伝統的エンブレムとなっているブラス(真鍮)製のタグ。プレートには1点ずつ異なる番号が刻印されており、MCM製品に二つと同じものがないことを保証するタグとなっています。
バイエルン・ダイヤモンド
手描きでスケッチされたヴィセトスの原画にもある、バイエルン・ダイヤモンド。青と白のひし形が並ぶバイエルンの旗へのオマージュとなっています。
MCMヒストリー
贅沢な創造力に彩られたMCMの歴史を、ブランド形成に影響を与えた大きな出来事を通してご紹介します。
1980年代: 創設から間もなく、音楽界のアイコン、ダイアナ・ロスが愛用するブランドとして話題に。ニューヨーク、ロサンゼルス、東京、パリ、ミラノ、ロンドン、ブリュッセル、マドリッドなど、世界各地に合計250店舗を展開し、旅行用バッグコレクションは、瞬く間に大衆文化へも浸透。若手ブランドとしては当時異例の成功を収めることに。
1988年: 一方、サブカルチャーとして頭角を現していたヒップホップ・シーンでも高い人気を誇るようになったMCM。当時アスリートやミュージシャンのために高級ブランドのロゴをコピーし、カスタムメイドの服を作っていたNY・ハーレムのファッションデザイナー、ダッパー・ダンも「クライアントから最もリクエストがあるデザイン」としてMCMの名を挙げるほどに。
1996年: ハーブ・リッツ撮影による広告キャンペーンで、MCMのバッグを抱えた半裸のシンディ・クロフォードが登場。今でも語り継がれるほど大きな文化的インパクトを与えたこのキャンペーン写真には、彼女が「I want my MCM」と手書きした一枚も。
2016年: トビアス・レーベルガーとのコラボレーション
2009年のヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展で金獅子賞を受賞したアーティスト、トビアス・レーベルガーとのコラボレーションを発表。アート・バーゼル香港の開催に合わせて、MCM香港旗艦店では体感型インスタレーション作品を設置。白黒のストライプ、ネオン管を使った照明やフラクタルなど、レーベルガーが得意とする“ダズル迷彩”で覆われた店内は、同カプセルコレクションの限定アイテムとも見事にマッチ。
2017年: クリストファー・レイバーンによるコレクションを発表
イギリス人ファッションデザイナー、クリストファー・レイバーンが、ロンドン・ファッションウィークでMCMとのコレクションを発表。フラクタル迷彩プリントが目を引くボンバージャケットやパーカ、ポンチョ、ショートパンツやレギンスが登場。レイバーンらしさが光る、防汚加工をほどこしたUVカット素材や、スペイン・Ecoalf(エコアルフ)社によるリサイクルボトルで作られたナイロン素材も話題に。同コレクションではほかに、モジュラー型ウィークエンドバッグやトートバッグ、バックパックを発売。
2018年: 「ピッティ・ウオモ」に初登場
アクセサリーを含め、ブランド初となるプレタポルテのフル・コレクションを、ピッティ・ウオモ 94にて発表。「21世紀のグローバルノマド」と題された若々しく陽気なこのコレクションでは、カラフルなテクニカルアイテムやフード付きレインコート、ジャンプスーツ、ワークウェア、ビビッドなMCMロゴ入りメッシュトップスなどが登場。MCMの伝統的な旅行用小物をイメージしたアイテムとして、MCMのモノグラム柄をあしらった上品なヘルメットが注目を集めました。
2018年: ミサ・ヒルトンがパートナーに就任
イメージメーカーのミサ・ヒルトンが、MCMのグローバル・クリエイティブパートナーに就任。ファッションスタイリストとして、メアリー・J・ブライジやミッシー・エリオットといったカリスマ的ミュージシャンのスタイリングとイメージ作りを手がけてきた彼女。駆け出しの頃はダッパー・ダンに師事し、1999年にはMTV Video Music Awardsでリル・キムが着用した衝撃的なパープル・ジャンプスーツをデザインするなど、近代ファッション文化に最も大きな変化をもたらした一人として尊敬を集めています。
2018年、ビヨンセとジェイ・Z共演のミュージックビデオ「APES--T」に向け、ミサとMCMがコラボレート。ビヨンセのために、定番コニャック・ヴィセトスを用いた贅沢なフルボディスーツを制作することに。このボディスーツはさらに、ザ・カーターズのアルバム『Everything Is Love』のプロモーションのため、ニューヨークのタイムズスクエアのスクリーンにも大々的に投影されました。
2018年: MCM X PUMA “スウェード”コラボレーション
PUMAを代表するスニーカー、“スウェード”の誕生50周年を記念し、MCMコラボレーションモデルを発表。ヴィセトス・モチーフをあしらい、カラーはクラシック・コニャック、オール・ホワイト、レッド&ブルーの3種類を展開。MCMのアクセサリー同様、タン部分には独自の登録番号が記載されたゴールドのロゴプレートを備えました。同コラボレーションの一部として、MCMモノグラムをあしらったトラックスーツも発売。
2018年: ダーク・ショーンベルガー、グローバル・ブランドオフィサーに就任
MCMは、新規グローバル・ブランドオフィサーとして、元アディダスのダーク・ショーンベルガーを起用。ラフ・シモンズやリック・オウエンスとのコラボレーションを手がけ、人気スニーカーモデル“スタン・スミス”の復活を仕掛けるなど、その鋭利なセンスで知られる彼。ストリートウェアとラグジュアリーを見事なバランスで交差させるその才能は、ファッションイノベーターとして大きく評価されています。
2019年: BAPEとのコラボレーション
ストリートウェアを得意とするMCMファンのために、BAPEとのコラボレーションを発表。大胆なグラフィックが特徴となったこのカプセルコレクションでは、パーカやトラックジャケット、クルーネックのトップスにスウェットパンツ、Tシャツといったアイテムに加え、ウィークエンダーバッグ、バックパック、財布やキーホルダーなどの高級レザーグッズも展開。
2019年: 映画「The Remix: Hip Hop x Fashion」
NYブロンクスからパリへ。MCMのクリエイティブパートナーであり、ストリートウェアとハイファッションをいち早く融合させたスタイリストとしても有名なミサ・ヒルトンのキャリアを追ったドキュメンタリー映画が上映開始。リル・キム、メアリー・J・ブライジ、ミッシー・エリオットといった彼女の友人兼クライアントの面々とともに、彼女が手がけた代表的な衣装作品やコーディネートを掘り下げています。舞台裏で働く女性デザイナーやスタイリストがファッション業界に与えてきた、文化的・社会的影響に目を向けたこの作品は、6つの国際映画祭で受賞。Netflixの世界同時配信により、2022年1月まで18カ月間上映されました。
2020年: 変化と行動で刻む新たな10年
サステナブルなファッションブランドを目指し、「MCM Vision 2030」を発表。国際的イニシアチブである“SBT (Science Based Targets)”の気候科学に基づいたCO2排出削減目標を設定するほか、生産過程を見直し、無駄を削減することで気候・生態系保護を推進。また、イノベーションへ向けた積極的な取り組みにより、循環型かつ包括的な成長を促しています。MCM Visionに関する詳細は、こちら でご案内しています。
MCMのエッセンシャルラインは、環境に有害な化学物質を使用せずに栽培されたオーガニックコットンを使用しています。
生分解性素材を使用した、地球にやさしいTerrain Lo スニーカー。
有害な廃棄物を最小限に抑えるため、エコナイロンと生分解性ナイロンを使用したアウターウェア。
MCMの限定版アップサイクルプロジェクトでは、過去のシーズンで余った素材を使用しています。
2021年: MCMオードパルファム発売
春の訪れとともに、MCMのシグネチャーフレグランスが登場。ブランドヘリテージに根付いた旅のエッセンスを凝縮したこのフレグランス。森の澄んだ空気とジャスミンの香りを合わせ、身につけた人を五感を超える冒険へと誘います。MCMのバックパックをイメージした唯一無二のボトルデザインも、つながりの深い旅文化へのオマージュとなっています。
2021年: 新作キュービック・モノグラム
ヴィセトスのバイエルン・ダイヤモンドにダイナミックな3D加工を施した新作プリント、キュービック・モノグラムが登場。MCMのミュンヘン生まれのルーツを象徴するモチーフを、何重にも重ねてアレンジすることで、三次元空間を彷彿とさせるグラフィックを構成。そこにMCMのアルファベットを取り入れ、バウハウスの理念を反映させた無駄のないデザインが完成しています。
2021年 SAMBYPENとのコラボレーション
ソウルを拠点に活躍するストリートアーティスト、SAMBYPENとのコラボレーションによる、グラフィティをイメージしたプレタポルテ、ジュエリー、ヴィセトスの新シリーズが登場。デジタル時代の混沌と新世代の適応性を投影したアートワークを通して、文化、理想、アイデンティティの衝突を探求するSAMBYPENのテーマは"メディア・クリエイツ・マッドネス(メディアは狂気を生み出す)"。ハイエンドファッションと鋭い社会批評の出会いから生まれたコレクションです。
2021年 MCM X URWAHN E-BIKE
気候変動が単なる問題ではなく緊急事態になりつつある今、新たな発想による解決策が強く求められています。この困難な課題に挑むMCMとURWAHNのコラボレーションによって、業界初の3Dプリント製のEバイクが誕生しました。高品質なエンジニアリングと最先端のイノベーションを融合したEバイクは、オーダーメイドの限定モデル。サステナビリティを重視した高度な機能を備えています。
2022年 バタフライマーク
MCMは、持続可能性を追求する取り組みが評価され、バタフライマークを授与されました。ポジティブラグジュアリー社が独自に創設したこの権威あるマークは、ラグジュアリーブランドによる環境に配慮した取り組みと、新たな気候経済への積極的な対応を促すものです。MCMはこうした取り組みを「MCMビジョン2030」の一環としてすでに実践しています。
2022年 MCM x CROCS
伝説的なクロックスのクラシック クロッグがMCMとのコラボレーションによってさらに進化し、2つの斬新なフットウェアデザインが誕生しました。MCMの象徴であるマキシマリズムを活かした印象的なクロッグは、MCMのクラシックなアイテムと最新のスタイルからインスピレーションを得ています。取り外し可能なヴィセトスの"ベルトバッグ"ブレスレット付きモデルと、ファンキーなネオンカラーのM Pupモデルの2タイプが展開されています。
2022年 MCM x PUMA
MCMとPUMAが、コートの内外で活躍する全く新しいバスケットボールシリーズを発表。その限定版PUMAスリップストリームの第1弾は、コニャックカラーのVISETOS モノグラムのハイライトが特徴。第2弾は、ブラックとホワイトのディテールとMCMのキュービックモノグラムプリントで印象的に仕上げています。
2022年 LOONEY TUNES X MCM
Looney Tunes x MCMのコラボレーションでは、アイコニックなカナリア、トゥイーティーがラグジュアリーファッションの世界へ進出。生誕80周年を迎えたトゥイーティーが、MCMのタイムレスな魅力を体現したコレクション。黄色いやんちゃなカナリアの愛くるしさが、クラシックなシルエットを引き立てています。
2023年 新しいMODE TRAVIA
Mode Traviaのロゴは、Hausのモノグラムをリングで囲んだエレガントなデザインが特徴。このコンテンポラリーアートのような斬新なロゴが、シーズンの立体感のあるシルエットを引き立てています。
永遠のエレガンスを感じさせるMode Traviaライン。中でも注目は、画期的なMode Traviaトート。スペイン製レザーを使用した、目を引く斬新なシルエットを、MCMの卓越した職人技によって多彩なカラーバリエーションで展開しています。